発達障害は『生きづらさ』|叱るより工夫で子どもが変わる理由

発達障害 育児

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「何度言っても片付けない」「朝の支度が全然進まない」「お友達とうまく遊べない」

毎日同じことを注意して、叱ってばかりで疲れていませんか?

「どうしてうちの子だけ…」と悩んで、夜中にスマホで検索してしまうこと、ありますよね。

大丈夫。あなたは十分頑張っています。

そして実は、一番困っているのは子ども本人なんです。

小さな体で、「どうしてぼくは、うまくできないのかな」「なんで何回も怒られちゃうのかな」と不安に思っているかもしれません。

今日は、発達障害を「生きづらさ」として捉え、叱るのではなく工夫で子どもが変わる理由をお伝えしますね。

発達障害は「個性の延長線上」にある

発達障害と聞くと、「特別な病気」「異質なもの」と感じてしまうかもしれません。

でも実は、誰にでもある得手不得手が、ちょっと大きくて、生活を難しくしている状態なんです。

例えば:

  • とても個性的な感じ方をする
  • 音や光、触られることにすごく敏感
  • できることとできないことの差が大きい

こうした特性が、園や学校など集団の中で過ごすことや、日常生活を送ることを難しくしてしまうんですね。

その個性的な特性を、医学的に説明しようとしたのが「発達障害」という名称です。

その意味では、「生活障害」「生きづらさ」というほうがしっくりくるかもしれません。

発達障害は、個性の延長線上にあって、けっして異質なものじゃないんです。

ただ、周りの理解と応援がないと、生活のしにくさは強くなってしまいます。

反対に、理解と応援があれば、生活はずっとしやすくなるんですよ。

なぜ叱っても変わらないの?

「何度言ってもできない」とき、つい感情的に叱ってしまいますよね。

私もそうでした。でも、叱った後に自己嫌悪になるんですよね…。

実は、発達障害の特性をもつ子どもは、叱ったからといって、すぐに変われるわけじゃないんです。

それには、ちゃんと理由があります。

発達障害の特性をもつ子どもには、こんな特徴があります:

  • 見たり聞いたり触れたりする感じ方が、私たちとちょっと違う
  • 耳で聞いたことは忘れやすいけど、目で見ると覚えやすい
  • 得意なことと苦手なことの差がすごく大きい

こうした違いは、脳の働きのバランスが、その子なりの個性的なパターンになっているためだと考えられています。

つまり、私たちから見ると「困った行動」でも、その子の脳にとっては”正しい指示”による自然なふるまいなんです。

だから、叱っても、すぐには変われないんですね。

叱ってしまう自分を責めないでくださいね。誰だってイライラしちゃいます。でも、違うアプローチがあるんです。

メガネの例え話で考えてみましょう

少しイメージしやすいように、例え話をさせてください。

視力の低い子どもがいたとします。

その子が、メガネをかけずにいて、周りの人に**「よく見て!」「どうして見ないの!」**って責められたら、つらいですよね。

子ども本人も、自分の視力が低いって気づいてなかったら、「ほかの人は見えるのに、どうして私だけ見えないんだろう」「自分はダメな子なんだ」って思い込んじゃうかもしれません。

でも、誰かが、その子の視力の低さに気づいて、その子に合うメガネをつくってくれたらどうでしょう

今まで見えなかったものがはっきり見えて、生活もぐっと楽になりますよね。

発達障害の「生活の工夫」は、このメガネみたいなものなんです。

その子の苦手なことを、ちょっとした工夫で補ってあげる

その子の特性を「直そう」とするんじゃなくて、特性に合う工夫をしてあげる。

そうすると、できることが増えて、子どもは自信をもてるようになります。

本来もっている、その子の素敵な力も発揮しやすくなるんですよ。


「うちの子、もしかして?」と思ったら、まず親が正しく理解することから始めませんか?

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理解と応援があれば、毎日は変わる

発達障害は、個性の延長線上にあります。

周りの理解と応援がないと、生活のしにくさは強くなってしまいます。

でも、理解と応援があれば、生活はずっとしやすくなるんです。

生活は毎日のことだから、叱り続けるのって、親も子もしんどいですよね。

その子の特性を理解して、ちょっとした工夫で、「こうすればうまくいく!」っていうコツを見つけてあげる

そのほうが、親子ともに無理がないんです。


次の記事で具体的な「気づき方」をお伝えしますが、今日からできることもあります。

例えば、子どもの様子を記録しておくと、パターンが見えてくるんです。

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まとめ

  • 発達障害は個性の延長で、「生きづらさ」として捉えるとわかりやすい
  • 叱っても変わらないのは、脳の働きのバランスによるもの
  • メガネの例えのように、その子に合う「工夫」で苦手を補える
  • 理解と応援があれば、生活はずっとしやすくなる

まずは、「子どもが何に困っているのかな?」って気づくことから始めてみませんか。

次の記事では、具体的な気づき方とチェックリストを紹介しますね。

完璧じゃなくていい。少しずつ、一緒に見つけていきましょう。

→【記事2】子どもからのSOS見逃してない?発達障害の『気づき』チェックリスト