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ここまで、発達障害の理解→気づき→工夫の見つけ方をお伝えしてきました。
→【記事1】発達障害は『生きづらさ』|叱るより工夫で子どもが変わる理由
→【記事2】子どもからのSOS見逃してない?発達障害の『気づき』チェックリスト
→【記事3】【4ステップ】発達障害の子に効く『生活の工夫』の見つけ方|朝の支度の実例付き
シリーズ最後の今回は、子どもが本来の力を発揮できる「環境づくり」についてお伝えしますね。
小さな成功体験を積み重ねて、その子らしさを活かすヒントが満載です!
その子が本来もってる力を発揮するために
子どもって(大人もそうだけど)、ひとりひとり、素敵な個性をもっていますよね。
でも、その個性がひときわ大きくて、周りの人と簡単には分かり合えない部分があると、「わがままだ」「自分勝手だ」って誤解されちゃうことがあります。
がんばってるのに報われなかったり、失敗ばかりしちゃったり。
周りの人に理解してもらえなかったり、叱られ続けたり、失敗し続けたりすると、自分に自信がもてなくなっちゃうんですよね(大人も同じです)。
また、その強い個性のせいで、毎日の生活や、園や学校で過ごすことが、すごくつらくなることもあります。
だからこそ、その子が今も、そしてこれからも、本来もってる力を十分に発揮できるようにするには:
- その子を理解して、応援しようっていう温かいまなざし
- その子の特性に配慮した生活環境
- ちょっとした細やかな工夫
こういうのが必要なんです。
理解と応援があれば、毎日は変わる
何度もお伝えしてますが、発達障害って、個性の延長線上にあるんです。
周りの理解と応援がないと、生活のしにくさは強くなっちゃいます。
でも反対に、理解と応援があれば、生活はずっとしやすくなるんですよ。
生活って毎日のことだから、叱り続けるのって、親も子もしんどいですよね。
その子の特性を理解して、ちょっとした工夫で、「こうすればうまくいく!」っていうコツを見つけてあげる。
そのほうが、親子ともに無理がないんです。
うれしい記憶を増やそう
小さな子どもが、自分の個性や苦手なことを理解して、「ぼくはこれが苦手です」「私にはこんなサポートが必要です」って周りに働きかけるのって、すごく難しいことですよね。
だから、ママや周りの人のほうから、歩み寄ってあげてほしいんです。
その子の苦手なこと、がんばってるのにうまくいかないこと。
早めに気づいてあげられると:
- その子の不安が減る
- 毎日を楽しく過ごせる
- うれしい記憶が増える
こういう小さな成功体験が、子どもの自信につながるんですよ。
「できた!」を目で見える形にしてあげると、子どものやる気がすごくアップするんです。
シールを貼ったり、スタンプを押すご褒美ボードは、楽しく続けられるって人気なんですよ。
「今日はこれができたね!」って一緒に確認することで、親子のコミュニケーションも増えます。
子どもの「できた!」をたくさん見つけてあげられますよ。
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感覚の過敏さ・鈍感さへの配慮
発達障害の特性をもつ子どもの中には、見たり聞いたり触れたりする感じ方が、私たちとちょっと違う子がいます。
例えば:
- 音に敏感で、耳をふさぐ
- 光がまぶしくて、目をそらす
- 触られるのをすごく嫌がる
- 服のタグやチクチクが我慢できない
- 逆に、痛みに鈍感
- 匂いに敏感で、給食が食べられない
こういう感覚の過敏さや鈍感さって、その子にとっては本当につらいことなんです。
でも、環境を整えてあげることで、ずっと過ごしやすくなるんですよ。
音に敏感な子への配慮
- できるだけ静かな環境を用意する
- イヤーマフやノイズキャンセリングイヤホンを使う
- 大きな音がする場所では、事前に「これから音が鳴るよ」って伝えておく
音に敏感な子には、ノイズキャンセリングイヤホンが本当に助けになります。
学校や外出先でも使えて、集中力もアップするんですよ。
周りの音が気にならなくなることで、子どもの不安もぐっと減ります。
「うるさくて無理!」ってパニックになることも減りますよ。
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触覚が敏感な子への配慮
- タグレス・縫い目フラットの服を選ぶ
- 肌触りの良い素材を選ぶ
- 無理に触らせない(「慣れさせよう」としない)
視覚が敏感な子への配慮
- 照明を調整する(間接照明、調光できるライト)
- サングラスや帽子を使う
- カラフルすぎる部屋は避ける
感覚統合で力を引き出す
「感覚統合」って言葉、聞いたことありますか?
感覚統合っていうのは、体を動かすことで、感覚を整えるアプローチなんです。
発達障害の特性をもつ子どもの中には、体を動かすと、落ち着いたり、集中力が上がったりする子がいます。
例えば:
- トランポリンで跳ぶ
- バランスボールに乗る
- ブランコに乗る
- 押す・引く・持ち上げるなどの「力仕事」
こういう体を使った遊びが、感覚を整える助けになるんです。
感覚統合には、体を思いっきり使った遊びが効果的なんです。
室内用トランポリンなら、雨の日でも体を動かせます。
「落ち着きがない」って悩んでるママも、トランポリンで発散させることで、子どもが落ち着くようになったって声が多いんですよ。
家で思いっきり跳ねられるって、子どもにとってすごくいいストレス発散になります。
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バランスボールと併用すると、さらに効果アップします!
座ってバランスを取るだけでも、体幹が鍛えられて、姿勢も良くなるんです。
家族みんなで楽しく使えるのも嬉しいですよね。
ママの運動不足解消にもなりますよ(笑)
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得意なことを伸ばす環境
発達障害の特性をもつ子どもって、苦手なことと得意なことの差がすごく大きいことがあります。
苦手なことばかりに目が行きがちだけど、得意なことにも注目してあげることが大切なんです。
得意なことを伸ばしてあげると:
- 自己肯定感が育つ
- 「自分にもできることがある」って自信がもてる
- その子らしさを活かせる
例えば:
- 集中力が高い子→パズルやブロック
- 記憶力が良い子→図鑑や暗記遊び
- 絵が好きな子→お絵かき、工作
- 体を動かすのが好きな子→スポーツ、ダンス
その子の「好き」「得意」を見つけて、伸ばしてあげましょう。
集中力が高い子には、パズルやブロックがおすすめです。
没頭できる遊びは、その子の強みをどんどん伸ばしてくれます。
レゴやラキューなどのブロックは、創造力も育ててくれるんですよ。
「これ作ったよ!」って見せてくれる時の、あの嬉しそうな顔。最高ですよね。
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その子らしさを大切にしながら、応援しよう
発達障害の特性って、個性の延長線上にあるんです。
「個性を消して」って言われたら、誰だって苦しくなりますよね。
その子の特性を否定しないで、特性に合う工夫をしてあげる。
それが「生活の工夫」であり、「環境づくり」なんです。
小さな成功体験を積み重ねることで:
- 子どもは自分に自信がもてる
- 本来もってる力を発揮しやすくなる
- 毎日を楽しく過ごせる
こういうプラスのサイクルが生まれます。
まとめ
このシリーズでは、発達障害の理解から、具体的な工夫の見つけ方、環境づくりまでをお伝えしてきました。
【記事1】理解編
- 発達障害は「生きづらさ」
- 叱るんじゃなくて、工夫で対応
- メガネの例えで特性を理解
【記事2】気づき編
- 子ども本人も困ってる
- 気になる言動=子どもからのメッセージ
- チェックリストで観察
【記事3】実践編
- 4ステップで工夫を見つける
- 朝の支度の実例
- 絵カード、タイマー、感覚過敏対応服
【記事4】環境編(今回)
- 成功体験が自信につながる
- 感覚の過敏さ・鈍感さへの配慮
- 感覚統合で力を引き出す
- 得意なことを伸ばす
大切なのは:
✅ その子の特性を理解すること
✅ 叱るんじゃなくて、工夫で対応すること
✅ 小さな成功体験を積み重ねること
✅ その子らしさを大切にすること
完璧を目指さなくていいんです。
試行錯誤しながら、その子に合う「生活の工夫」を見つけていきましょう。
少しずつ、ちょっとずつ、できることが増えていく。
それが子どもの自信になります。
そして、ママも、子どもも、毎日を楽しく過ごせるようになります。
一人で抱え込まないでくださいね。
あなたは十分頑張ってます。応援してます!
シリーズの記事をもう一度読む:
【記事1】発達障害は『生きづらさ』|叱るより工夫で子どもが変わる理由
