【ワーママの夕方ルーティン】17時〜19時は戦場!時短勤務ママが“心と時間”を守る工夫とは?

【ワーママの夕方ルーティン】17時〜19時は戦場!時短勤務ママが“心と時間”を守る工夫とは? 暮らし

仕事終わりに待ち構える“第2ラウンド”。疲れてるけど、やるしかない!

仕事が終わって、保育園に子どもを迎えに行き、ようやく家に到着――その瞬間、本来なら「今日も頑張ったな、ホッと一息」と感じたいところ。でも私の本音は違います。「ここからが本番」「ここからが大変なんだよな……」と、家に着いた瞬間からすでに疲れを感じてしまうのが現実です。

時刻は17時。パパが帰ってくるのは19時。それまでの2時間、私は1歳と5歳の子どもたちの相手をしながら、保育園の荷物の片付け、お風呂、夕飯作り、食事の介助、洗濯など、1人で家中をぐるぐる動き回る“マルチタスクの鬼”と化します。

特にしんどいのが、お風呂から出て、夕飯を準備し、子どもたちに食べさせるまでの流れ。子どもが2人いると、どちらかが落ち着いていても、もう片方が泣いたりいたずらしたりで常に何かが起きています。1歳の次男は空腹で待てず、足元にまとわりついて泣いたり、キッチンの引き出しをあけていたずらを始めたり…。その隙を縫って急いで料理をしようとしても、何度も中断させられて、まったく進みません。

夕飯の時間も気が抜けません。次男はまだ自分で上手に食べられないのでサポートが必要で、自分のごはんは「とりあえず口に突っ込む」だけのようなもの。5歳の長男は疲れてダラダラ食べがちなので、つい声をかけて急かしてしまう自分にまたモヤモヤ……。

仕事終わりの夕方2時間は、家の中が小さな戦場。
でも、これが“時短勤務ワーママのリアル”です。

夕飯作りは“ゼロスタート禁止”。平日は準備8割が勝負!

夕方の慌ただしい時間帯、子どもを見ながら夕飯を一から作るなんて、もはや無理ゲー。だから我が家の夕飯は、“その日ゼロから作らない”が基本ルールです。

平日は、温めればすぐに出せるメインのおかずをベースに、余裕があれば副菜を1〜2品添えるスタイルにしています。副菜といっても、冷凍の野菜をレンジでチンしてごま和えにしたり、前日に切っておいた野菜を浅漬けにするなど、手をかけすぎない範囲で済ませます。

また、朝のうちに“味噌汁の具材+だし汁”を鍋に入れて、冷蔵庫でスタンバイ。帰宅後は火にかけて、味噌を溶かすだけにしています。これだけでも、「ゼロから作るストレス」がぐっと減るし、すぐに「何か食べられる状態」が作れるので、子どもたちが待ちきれない様子でも気持ちに余裕が持てるんです。

ご飯は週末や余裕のある日にまとめて炊いて、小分け冷凍してストック。帰宅後にチンするだけでOKにしておくことで、「ご飯が炊けるのを待つ」タイムロスをなくしています。

とはいえ、それでもバタつくのがワンオペ夕方の現実。1歳の次男は空腹で泣いたり、構ってもらえずイタズラし始めたり。そんな時は、焦って「早くしなきゃ!」と気が急いてしまいますが、「今日はこの副菜なしでいいや」と自分にOKを出すようにしています。自分を責めすぎないことも、立派な時短術。

“全部を頑張らない”と決めることで、ほんの少し心に余白ができる。
それだけでも、夕方のしんどさは確実に軽くなります。

洗濯は“干し方”で時短!ハンガー分類で動線を最適化

夕方の家事の中でも、洗濯ってじわじわ体力を奪うタスクですよね。洗濯機を回して終わりじゃなくて、干して、取り込んで、畳んで、しまって…。なかでも「干す作業」は、子どもたちに呼ばれたり泣かれたりしながらやるので、何度も中断されてなかなか進まない。だから私は、干す前の仕分けで“迷わない動線”を作るようにしています。

我が家では、洗濯物を干すときに使う用具を「大人用ハンガー」「子ども用ハンガー」「バスタオル用ハンガー」「ピンチハンガー(靴下や下着用)」とざっくり4種類に分けています。そして洗濯機から洗い終わった洗濯物を出すとき、カゴにそのまま“干す用具別”に分けて入れるんです。

このひと手間で、いざ干すときに「これはどのハンガーだっけ?どこに干そう?」と迷わなくて済むし、何度もしゃがんだり探したりする動作が減るので、体力的にもかなり楽になります。小さな工夫だけど、疲れているときほどこの差は大きい。

また、「干すだけが洗濯じゃない」と思えるようにしたのも、自分を追い込まないコツ。例えば、「今日は干すだけでOK、取り込んだあとは夜パパが子どもたちと遊んでいる間に畳もう」とか、「タオルはもう畳まずにそのまま棚に入れちゃおう」とか。毎回完璧にやろうとせず、“自分の手を抜いても困らないポイント”を見つけておくようにしています。

洗濯は、がんばるより“仕組みで楽にする”ほうが、確実に回る。
日々の繰り返しだからこそ、無理せず回せる方法を見つけることが大切です。

「完璧にこなさなくていい」と自分に言い聞かせる日々

私は元々、スケジュール通りにきっちり動きたいタイプです。予定したタスクが終わらないと気になって、どんどんイライラしてしまう。特に長男がまだ小さい頃は、「なんでこんなに進まないの?」「どうして泣くの?じっとしてて!」と、理想通りにいかない現実に耐えきれず、感情を爆発させてしまうことが何度もありました。

でも、次男が生まれてから変わりました。子どもが2人になると、自分ひとりではどうにもならない状況が日常茶飯事。あっちが泣けばこっちがぐずる、ひとつの家事を始めても中断されてばかりで、思い通りに進まないのが当たり前。むしろ、予定通りにいく日なんてほとんどない。

だから最近は、「完璧にこなさなくてもいい」と、自分に言い聞かせるようにしています。時間がかかっても、できなかった家事があっても、「まあ、しょうがない」と思うようにしている。完璧主義を手放すのって難しいけれど、「子どもがいる今はそういう時期」って割り切ることが、自分を守る手段なんですよね。

もちろん、イライラがゼロになったわけじゃありません。思わずため息が出る日もあるし、余裕がなくてピリついてしまうことも。でも、そんな自分を責めないことにしています。たとえば「今日はこの副菜はなしでいい」「洗濯物は明日畳もう」と、その都度“やらない決断”をする。自分の中のハードルを少し下げることで、気持ちがふっと軽くなります。

「ちゃんとやらなきゃ」よりも「今できる範囲でOK」。
そう思えるようになっただけで、夕方の時間が少しだけ優しくなりました。

“見える化”が夫婦の育児を変えた

夕方の2時間をワンオペで回すのは本当に大変。だけど私には、19時に帰宅するパパがいます。
「とりあえず自分の担当はここまで」と区切りをつけて、「あとはパパにバトンタッチ!」という気持ちで過ごすようにしています。

うちのパパは、「帰ってきてまだ終わってない家事があれば、自分がやるよ」と自然に動いてくれる人。
でも、それがいつからそうなったのかというと…実は、私が爆発したのがきっかけでした。

ある日、「なんで私ばっかり!」「こんなにやってるのに!」と涙ながらに怒ったことがあって。
そのときパパは、「そんなに色々やってるの、正直知らなかった」と言ったんです。

もちろん、「は?」って思いました(笑)。でもその言葉で、気づいたんです。
私にとって“当たり前にやってる家事や育児”って、相手には見えていないことが多いんだと。

たとえば、洗濯物を干す前に仕分けしたり、夕飯の下ごしらえを朝に済ませておいたり、保育園の準備や連絡帳チェックを寝る前にしていたり…。
目に見えにくい“名もなき家事”の積み重ねが、私の時間と体力を削っていたんですよね。

それからは、細かいことでも「今こういう準備をしてるんだよ」「この後これをやるつもりだよ」と伝えるようにしました。
すると自然と、パパの中でも「自分にできることをやろう」という意識が芽生えたようで、「これやっておくよ」「今日の洗濯畳んだ?」と声をかけてくれるようになったんです。

“見える化”って、タスクを可視化することだけじゃなくて、お互いが「相手の頑張りに気づける状態」を作ることだと思います。
だから、「協力してもらう」ためには、怒る前に“伝える努力”も必要だったんだと、今は感じています。

「完璧じゃなくていい」が合言葉

働きながら家事や育児をこなす毎日は、本当にめまぐるしくて、自分の時間なんてほとんどない。
何をやっても中断されるし、計画通りに進まないことばかりで、イライラしてしまうのも当然です。

でも、そんな時こそ思い出したいのは――
「全部を完璧にやらなくても、ちゃんとやってるよ」って、自分を認めてあげること。

手を抜けるところは抜いていい。
助けてくれる人には甘えていい。
何より、自分が潰れてしまわないことが、家族にとってもいちばん大事。

夕方の戦場を走り抜けているあなたへ。
少しでも楽になるヒントが届いていたらうれしいです。

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